岩塩のプロフィール
地殻の変動が活発だった太古の昔、地底の隆起によって海から切り離された塩水の湖が数多く生まれ、億単位の年月の中で水分が干上がって
塩分や含有物が凝固結晶化した岩塩の層を形成しました。
それからも、幾たびかの地殻変動や火山活動、また砂嵐などの堆積物によって多くは地下深くに埋没し岩塩の元となっていきました。
こうした中に、近接する土壌に有害な成分が含まれず、有益なミネラルが多い地域、何千年も何万年も降水量が少ない地域であることなど、
幾つもの偶然を満たした場所だけに良質な岩塩が埋蔵されています。
1億年以上前の大きな気候変動の時に、この限られた場所で人智の及ばない偶然が起こりました。
ヒマラヤ山系の雪や氷河が解けて伏流水となり、良質な岩塩の層を地下から貫いて地上に沸き出し、そこに塩分濃度の高い塩湖を形成したのです。
そしてここから、膨大な時間を使っての岩塩生成のサイクルが、最初からもう一度くり返されました。
最高の水と良質な岩塩とが出合ったという偶然と、悠久の時間に渡って日照に恵まれることや、
極端に雨が少い地域であったこと、また人工的な汚染と無縁だったことなど奇跡のように偶然が重なって、ニガリ成分がほとんど無く、
必要なミネラル分が充分に残された最高品質の岩塩を誕生させたのです。
ヒムカが選んだ岩塩が誕生した時に、人類はまだ地球上に現れていませんでした。
汚れや不純物という言葉とは全く無縁の、生命のエネルギーが満ちあふれた真に純粋な世界だったと思います。
「このは」や「さくら」を何気なく手にした時、それらが経てきた悠久の時に想いを巡らせれば、
そこに封じられ続けた太古のエネルギーを感じられるかもしれません。
ご使用になれば、優れた味覚や素材の素晴らしさは感じていただけると思います。
|
|